最近いろいろ始めてみたけれど、よろしければ「いいね」とか「チャンネル登録」とか願いします。
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https://www.youtube.com/@bluegreyimagingservice
https://www.facebook.com/VetDiagnosticImaging
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Learning System for Veterinary Imaging
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ここ最近、日本でいくつかの画像診断の勉強に役立つ本やDVDがでています。
書籍名をクリックするとAmazon.co.jpのページが立ち上がります。
戸島 篤史 先生によるもの
獣医放射線学教育研究会の編集によるもの
中出 哲也 先生などの先生方によるもの
本阿彌 宗紀 先生によるもの
私のDVD(ネット配信もあり)
日頃から画像診断を仕事でやっているのでグレイスケールの画像を眺めている時間は一般の人より長いのかも知れません。そんな日々、いっぱいある症例の画像の中にその症例の症状とは全く関係の無いものが見られることがあります。そんなものをパレイドリア現象と言います。
パレイドリア現象は、視覚刺激や聴覚刺激を受け取ったときに、なにかが見えたり思い浮かべたりする感覚のことです。
視覚のパレイドリア現象の例としては、
ちなみに聴覚のパレイドリア現象の例は、
私の場合はX線画像や超音波検査画像に何かが見えることがあります。
パレイドリア現象の中でも、視覚で何らかの顔にみえるものをシミュラクラ現象と言います。ヒトは3つの点があると、顔と認識することがあるというものです。ここでは私が経験した例を紹介します。
→ 横向きの顔ですね。肝臓の内側左葉と外側左葉の間に液体が入っていて口のように見え、肝静脈か何かの血管の断面が目と鼻になっている様に見えます。
→ 外側左葉の中心部が白っぽくなっていて、肝静脈が左目と鼻、口で門脈が右目になっていように見られます。
→ 胃の幽門洞内に食べたものが見られ、それがたまたま目鼻口の様に配列していて、左目の下に涙みたいに見えるものまであり、ピエロの様な顔に見えます。飼い主様にお話をうかがうと、納豆やゆでた根菜類などをあげているとのことでした。
猫の腎臓を超音波検査装置でみてみると、断面によっていろいろ見えることがあります。
→ 猫の左側腎臓の長軸像で、中央の低エコー(黒っぽく)に見られる腎盂が、ちょうどハート型に見えます。Valentine Kidneyと言ったりして・・・
→ 猫の左側腎臓の長軸像です。前の画像と同じように、中央に見られる腎髄質で低エコー部(黒っぽいところ)が○ッキーマウスに見えます。中央の部分だけ見るといわゆる「隠れ○ッキー」にみえますが、さらに想像力を膨らませると、ちょっと左(向かって右)をむいて両手をグーにしていて、白いパンツをはいているように見えなくもありません。
これは、パレイドリア現象とシミュラクラ現象とは違うのかも知れませんが
→ 右下の腹部ラテラル像(左-右ラテラル像)のX線検査像ですが、中央にペコあるいはベコとも読める文字が浮かんでいます。腹部に文字が浮かぶのは、映画「エクソシスト」以来です。
文字に見えるのも多分パレイドリア現象でなのでしょうね。
腹部超音波検査や心エコー検査を行う際にある方が便利またはやりやすいので、ちゃんと超音波検査を行うには必要なものです。腹部検査用と心エコー検査用、腹部超音波検査と心エコー検査の両方に対応したものがあります。それぞれの特徴があり一概に一番と言えるわけではありません。
腹部検査用マット
腹部超音波検査では、基本的に動物を仰向けにして検査をおこないます。様々な理由で仰向けにできない場合には横に寝た状態や座った状態、伏せの状態でも行うことができますが、十分な検査ができないこともあります。腹部超音波検査用のマットは、かつてV字マット(超音波検査用V字型マツト)が一般的でした。最近では、筒状のクッションを2つくっつけたような形状のものがあります。個人的にはV字マツトの方が使いやすいと思っています。値段的には、クッション型マットの方が、安いものが多いように思われます。V字マットは、表面の素材やテーベルトとの設置面積によるものかもしれませんが、テーブル上で滑りにくいものが多いように思われます。
◎ V 字マツト
◎ クッション型マツト
心エコー検査用マット
心臓の検査を行うためには、肺の空気が邪魔になります。そのため動物を横に寝かせて心臓重さなどを使用して下から検査することで、心臓周囲のガスを減らして心臓を見やすくします。
かつては、ホームセンターなどで売っている板のU字型にくり抜いてこたつの脚を付けるなどして自作される方も多くみられました。これを見栄えよく作っている製品もよく見まが、脚が高すぎてしまい、腕を宙に浮かした状態で長時間プローブを保持しないといけないので疲れてしまいます。マットあるいは台の高さは使用している超音波検査装置の心エコー用プローブ縦の長さプラスコードが折れ曲がらない程度の余裕(2-3cmくらい)があれば大丈夫です。
◎ ちゃぶ台型心エコー台 (脚が高すぎ)
◎ 脚を折ったまま2つのトリミング台の間に渡して使用
◎ 心エコー用マット(けっこう薄くて柔らかいので大型犬だと潰れて薄くなってしまい検査がやりにくくなることも)
◎心エコー用マット 堅め
https://www.huves.co.jp/product/echo-mat2/
◎ 厚いマット型心エコー台
重いので安定性はとても良いです。高いのと穴が狭いので使い方に工夫が必要かもしれません。裏は、メッシュでメンテナンスに問題が出そうです。
腹部超音波検査と心エコー検査の両方に対応したマットあるいは台
腹部超音波検査も心エコー検査もできるものもあります。こちらの方が何かと便利なのですが値段が高いものが多いです。
下のものは、浅めのV字ではあり、小型犬や猫の腹部検査では体が安定しないこともあります。しかし、金属のフレームがありことで重さもあり安定性はとてもあります。
https://vet-movie.com/vtmh01v/
DVDを出すのは初めてですが、何から何までやっていただいてとてもありがたいものです。自分としては、ちゃんとできたと思っていますが、皆さんはどう思われるか、興味深いものです。
感想が聞けたら良いなと思います。
最近では動物病院の診察室でも会計や電子カルテなどのためにiPad などを置いてあることも多くなってきています。ここで、飼い主への説明の時にiPad にKindleなど電子書籍を入れて使用して正常なX線像を示しながら行うとより理解してもらえるようになります。私も、このような方法で正常像などを提示しながら獣医師や飼い主に説明することあります。
画像診断は、正常像との比較してどこが異常なのかを示していくのが一番わかりやすい方法であると考えます。その時に病院毎に正常像を残しておくのはとても大変です。そんなとき以下の様な本をパッドなどにいておくとどのような場所でも比較的簡単に正常像を示していくことが可能となります。
今回紹介する本は英語です。画像がちゃんとしているので英語の説明を読まなくても使えます。画像が豊富です。また、時間があるときにじっくり読んでみると新たな発見があるかも知れません。
最低限これらの本は必要です。
X線検査であればこれ
いろいろなX線画像が多く見ているだけでも楽しい本です。X線画像がきれいでかなり細かいところまで見られるので本当に役に立ちます。
An Atlas of Interpretative Radiographic Anatomy of the Dog and Cat (English Edition) 2nd 版, Kindle版
超音波検査ならばこれ
正常な像から異常なものまでたくさんの画像が見られます。気になる画像のあるページをブックマークすることでいつでも探すことがでる様になります。
Atlas of Small Animal Ultrasonography (English Edition) 2nd 版, Kindle版
膵炎を繰り返すミックス犬で11歳の去勢雄の腹部超音波検査のスクリーニングを行ったときの動画をYouTubeにアップしてみました。
医学では、体の前方とか後方とか頭の方や足の方等を呼ぶときに使うのは、それぞれの方向に「側」を付けて表すことになっている。体の前後方向で、前の方と言う場合腹方向ということから「腹側」といい、後の方の場合、背中から背をとり「背側」という。体の上下方向では、頭の方を「頭側」といい、足の方を「尾側」という。頭では、ちょっと違う表現をするようになっている。さらに脳だけだと更に違う方法が使用されることもある。動物、特に四肢動物でも同様の呼び方が使用されている。
絵を使って説明すると以下の様(図-2)になっている。頭から尻尾までは頭側と尾側で表現するが、マズルから先は吻側となっている。頭でもどこでも背側と腹側という。足に関しては、長軸方向は体に近い方を「近位」遠い方を「遠位」と表現し、前後方向を頭側と尾側で表す。しかし、前肢の場合、手根関節を境にその遠位では前方向を「背側」とし、後ろ方向を「掌側」とし、後肢では足根関節から遠位は、前を「背側」とし、後ろ方向を「蹠側」あるいは「底側」とする。
さらにもう少し追加するので図-3参照。言葉で説明するとわかりにくいけれども、右の方を「右側」、左の方を「左側」、あるものより中心に近いものを「内側」、あるものより外にあるもの「外側」と表現する。
これらの呼び方は慣れてくるとものを的確に表現できるのでいろいろなことで役に立つようになる。特にX線検査の撮影を行う際にも読影を行う際にも絶対に使いこなせるようになる必要がある。
ただ、日本の獣医学では医学で使われている言葉をそのまま持ってきて使用されることも多く、前十字靱帯断裂(本来は頭側十字靱帯断裂)などもその一つ。
とにかく満足できる犬猫の解剖の本がない。
画像診断に適している解剖の本は、個人的には写真などよりも絵、特に白黒で描いているものだと思う。多くの場合、写真でつくられた本は死んだときの状態をフォルマリンで固定されたものを撮影しているものが多く、本来の臓器の位置関係や形状を維持しているものは少ないと思ったから。そしてカラーである必要は無いと思う。確かにカラーの方がすてきだと思うけれども値段が高くなりがちである。
日本語では以下のものをAmazonで見つけた。
犬の解剖は、過去にあったものもありましたが日本語の解剖用語に問題があるように思われた。新しい本はどうなのだろうか。
日本語では以下のものがありました。
やはり、英語の方が新しいし安いですよね。Kindle版もあります。
翻訳していている先生が大学先生なので、解剖用語が日本で標準のものとなっていると思います。値段が安い。
内容は知りませんが、絵はきれいみたいですね。
表題の通り現在ACVIMの雑誌は無料で公開されています。いつまで無料なのか、もうずーっと無料なのかも知れません。PDFも無料でダウンロードできます。アプリもあってとても良い。
ちなみにACVIMはAmerican College of Veterinary Internal Medicineのことで、アメリカの獣医内科学会のことです。ここは、一般内科および循環器科、神経科、腫瘍科などがまとまってあります。そのためココの出版する雑誌の内容は多岐にわたっています。今の流行なんかを見るのに良いようなところもあります。
目を通すだけでも大変役に立ちます。もちろん、馬などの大動物もありますがあまり気にせず、それ以上に役に立ちます。
登録方法は以下の様になっています。
もちろん全て英語です。頑張って読んでいると読めるようになるはずです。馬や牛、羊なんかもあります。タイトルだけ見ていても今の先端の情報が把握できます。興味があるトピックは要約だけでも読めば良いかと思います。
Good Luck!